タオルや服などのベビー用品を調べていると「水通し」という言葉をよく目にします。
そのため、おくるみでも水通しをした方が良いの?と不安になる人も多いと思います。
そこでこのページでは、水通しとは何か、おくるみに水通しは必要なのか、おくるみの水通し方法、についてご紹介します。
水通しとは?おくるみ以外でもよく聞くけど…
まずは水通しがどんな物なのか、目的も合わせてご紹介します。
水通しは新品の衣類やタオルを使用前に洗うこと
水通し(みずとおし)とは文字の通りそのままですが、衣類に一度水を通す(洗濯する)ことです。
新品のタオルなどを購入した際、なんとなく昔から一回洗濯する、という方もいらっしゃると思います。
実はコレが水通しなんです〜
タオルは水通ししても衣服はしたことない、という方が多いと思いますが赤ちゃん用の衣服やおくるみなどはすることが多いです。
なぜ水通しをするの?目的は?
水通しをする目的は、汚れや糊(のり)、多量だと人体に有害であるホルムアルデヒドを洗い流すことです。
これはタオルに行う場合も赤ちゃん用の衣服で行う場合も実は一緒の目的です。
タオルは吸水性を良くする、という目的もあると思いますが、本来は一緒の目的です。
有害と聞くと身構えてしまいますが、ホルムアルデヒドは現在きちんと法律で付着量が制限されているので過度に心配する必要はありません。
おくるみにも水通しは必要なの?
次は、ホルムアルデヒドの付着量が規制された今日でもおくるみの水通しが必要なのかご説明します。
素材によっては水通し不可のおくるみもある
まず、おくるみの素材によってそもそも水通しができる場合とできない場合があります。
先に示してしまいますが、主なおくるみの素材による水通し可否は下表の通りです。
市販のおくるみの多くはコットン(綿・モスリンコットンなどと標記される場合もあり)素材のガーゼ生地のため問題なく水通しすることができます。
シルク・ウール素材については、基本洗濯NG(要クリーニング)のためおくるみでも洗濯が難しいですが、商品によってはネットで洗濯機OKの場合もあるので洗濯表示を確認しましょう。
また、水通しNGのおくるみに水通しをしたい際は、軽くスチームアイロンをあててあげるだけでも効果があります。
今では比較的安価な4,000円未満のスチームアイロンでも十分使えますので、まだ持っていない方は合わせて考えて見ても良いかもしれません。
おくるみの水通しは必須でない!けどした方が無難
先程も少し触れましたがホルムアルデヒドの付着量は現在では法律で制限されています。
しかし、まだ肌が弱い赤ちゃんは規制内の量でも肌トラブルが発生する場合もあります。
特におくるみは直接肌に長時間触れるため、敏感肌・乾燥肌の症状がある赤ちゃんは注意が必要です。
そのため、可能な限りおくるみの水通しは行っておいた方が良いと思います。
絶対やったから安心、とは言えませんがやらないで後悔するよりずっと良いと思います
並行輸入品のおくるみの場合水通しを強く推奨
日本で正規に販売されているおくるみはホルムアルデヒドの付着量制限を基本的にクリアしています。
また、海外製のおくるみでも正規の輸入の場合であれば基準をクリアしているはずです。
しかし、並行輸入品の場合、ホルムアルデヒドの付着量が懸念される場合があります。
基本的には輸入に際し、問題ないことを確認しているはずですが、念のため水通しを必ずしましょう。
おくるみの水通しのやり方は?
次は具体的な水通しのやり方をご紹介しますが、おくるみと同時に赤ちゃんの衣類も水通しされる場合、かなりの数のベビーハンガーが必須です。
水通しを始めてから気づくと遅いので気をつけてください…仕方なく適当に干したらしわと型崩れが…
おくるみの水通しは手洗いがおすすめ
水通しは洗剤などは不要で簡単なため、おくるみだけなら手洗いがおすすめです。
また、水の温度は冷水でもぬるま湯でもきれいであればOKです。
コットン素材のガーゼ生地おくるみだと水通しした後に糸くずがでたりしますが、品質的には全く問題ないので安心してください。
洗濯機OKのおくるみなら洗濯機でもOK
手洗いがどうにも面倒・・・という場合は洗濯機の使用もおくるみによってはOKです。
しかし、洗濯機に入れる際は必ずネットに入れ弱やソフトなどで短時間洗うようにしましょう。
他の衣類と一緒に洗っても大丈夫ですが洗剤などを入れて長時間洗わないようにしてください。
水通し後のおくるみの保管方法は?
水通し後だからといって、特別な保管方法はありません。
保管が長期になる場合は特に、水通しした衣類は大人のものとは分けて、赤ちゃん専用のベビータンスで保管しましょう。また、密閉できるビニール袋などに入れて保管するとさらに効果的です。
防虫剤の使用は、香りが強くホルムアルデヒドが含まれていることもありますので避けましょう。