おくるみは昔からモロー反射対策に有効なベビーグッズとされてきたため、多くのブランドから販売中です。
そのため、どのおくるみがモロー反射によく効くのか違いが分からない…という方も多いと思います。
そこで、このページでは、モロー反射を防ぐのによりよい構造のおくるみについてご紹介します。
モロー反射対策に人気・おすすめのおくるみは?
モロー反射とは?いつまで?という内容はコチラで詳しくご紹介していますが、簡単に言えば赤ちゃんの上腕が動く原子反射の1つです。
そのため、ほぼ全ての赤ちゃんで程度の差はありますが発生し腕の動きとそれによる振動で赤ちゃんの安眠を妨害します。
可愛い反射が多いですがモロー反射は入眠の妨げなので可愛くないです…
そのため、モロー反射対策に適したおくるみは「赤ちゃんの腕を的確に固定できるおくるみ」ということになります。
正直、ほぼ全てのおくるみで巻き方をしっかりすれば赤ちゃんの腕を固定できますがこのページでは「簡単に」赤ちゃんの腕を固定できる整形済おくるみだけをご紹介します。
モロー反射対策に簡単に腕固定できるおくるみ
モロー反射を的確かつ簡単に予防しやすいおくるみは以下の7種類のおくるみです。
順番にご紹介していきますね
スワドルアップ(ステージ1)
スワドルアップ(ステージ1)はオーストラリア産まれのおくるみで、ここ数年で販売開始された商品です。
知名度はまだ若干そこまでかもしれませんが、おくるみの中では既に1番人気と言ってもいいくらい大人気の商品となっています。
人気の理由は「奇跡のおくるみ」とSNSを中心に呼ばれるほど赤ちゃんの入眠・睡眠をスムーズにしてくれるためです。
この入眠・睡眠改善の効果を支えているのはスワドルアップの構造で、実際に赤ちゃんをおくるみしてあげると下記画像のようになります。
腕までしっかりつつまれているです〜
赤ちゃんの腕を小さくバンザイのような形で固定するので、モロー反射を抑え込みつつも、しゃぶったりはできる状態にすることができます。
また、この状態にするのに必要なのは赤ちゃんを入れてファスナーを閉める、という簡単な作業だけです。
とても簡単にモロー反射を防げるおくるみの筆頭なので、寝かしつけがモロー反射のせいで難航している…という方にはまず試していただきたいおくるみです。
スワドルアップ(ステージ2)
スワドルアップステージ2は上記で紹介したステージ1よりも成長した赤ちゃん(生後3ヶ月〜5ヶ月前後)に使用するおくるみです。
構造はほぼステージ1と同じのため、赤ちゃんの腕を小さくバンザイの形でしっかり固定&ファスナーで簡単におくるみすることができ、モロー反射を効率的に抑止できます。
ステージ1との違いは、①サイズ展開が大きめになっていること、②腕部分が着脱可能になっていること、の2点です。
腕部分を付けた状態であればステージ1と同様にしっかりモロー反射を抑止でき、外せばおくるみの卒業練習ができるようになっています。
急におくるみ無しにすると赤ちゃんが寝付きにくくなることがありますが、ステージ2なら袖だけ外して練習できるので安心です
ミラクルブランケット
ミラクルブランケットはアメリカ産まれのおくるみで、スワドルアップ同様に高い寝かしつけ効果(モロー反射抑止効果)から魔法のおくるみと呼ばれています。
覚える必要はないですがスワドルアップ=奇跡、ミラクル=魔法です〜
ミラクルブランケットも赤ちゃんの腕をしっかり固定できる構造になっているのですが、スワドルアップとは異なり、くるみかけの状態を見ると下記のようなイメージになります。
ミラクルブランケットは赤ちゃんの腕を体の脇の布に巻き込み、その上からさらに両脇の布でくるむことでおくるみが完成します。
スワドルアップのようなファスナータイプよりも少し時間はかかってしまいますが体側に沿ってしっかり腕を固定できるため、モロー反射抑止効果はかなり高いです。
また、価格面でもスワドルアップより千円以上安い設定になっているため、ちょっとだけ時間がかかってもOK、という方はミラクルブランケットをおすすめします。
スワドルミー
スワドルミーもアメリカ産まれのおくるみで、構造はミラクルブランケットをもう少し簡易的にしたものになっています。
スワドルミーを実際に開いてみると下記画像のようになっており、ミラクルブランケットにあった体側に腕を固定する布だけ無い状態です。
赤ちゃんの足を下部分のポケット状になっているとこに入れて、上部分を両側から巻き付けてマジックテープで固定して使用します。
そのため、赤ちゃんの腕を固定してモロー反射を抑止する効果は少しだけミラクルブランケットよりも弱くなっています。
しかし、ミラクルブランケットよりも(通販販売によりますが)千円ほど安価に販売されているため、お試しの1枚としてはとてもオススメです。
Amazon・楽天でも店舗ごとに値段が違うので両方チェックしてみるのをオススメします
スワドルメリー
スワドルメリーはIHDI(国際股関節異形成協会)認証で、現役の助産師さんも推奨している整形済おくるみです。
スワドルアップよりも足元はゆったりとした設計で、ぴったり感に抵抗のある方にもおすすめです。
そのため、モロー反射対策力はスワドルアップよりもやや劣りそうです。
価格は比較的安価で、オシャレでかわいい柄が多いのも特徴です。
デザイン性と価格で選ぶならこれで決まりです〜
ねくるみ(Neclumi)
ねくるみもIHDI(国際股関節異形成協会)認証のおくるみで、Instagram等でもよく見かけます。
手足を曲げて背中を丸くなる姿勢を作ることで、赤ちゃんが安心できる姿勢を作ります。
足元のファスナーでおむつ替えしやすいのと、袖が取り外せるため寝返り後も使用できるのがポイントです。
長く使えるのは安心です~
優しい色味で赤ちゃんのかわいらしさも際立つデザインも良いですね。
モロー反射の対策力としては、スワドルメリーと同等といったところでしょうか。
ベビースワドル
ベビースワドルは2022年になってからにわかに話題となっているおくるみですが、実は2種類存在します。
1つ目はインドネシアのリトルパーマーハウスが扱うもので、2つ目は中国産のベビースワドルです。
順番に紹介するです〜
ベビースワドル(リトルパーマーハウス)
インドネシアのブランドであるリトルパーマーハウスが販売しているおくるみで、2020年〜2021年にかけ日本でも販売されていました。
現在取り扱いはほぼ終了してしまっているようですが、腕が出せないスナグスワドルのような構造で安価であったため、モロー反射対策もバッチリで人気がありました。
スナグスワドルの正規販売が日本で開始されたことなどのせいか今はほぼ撤退してしまったようです…
ベビースワドル(中国産)
中国産のベビースワドルは楽天市場を中心に販売されており、下記のようにスワドルアップにかなりよく似た見た目のおくるみです。
構造も中心にファスナーがあり、赤ちゃんの腕を小さくバンザイで固定する形になっているため、スワドルアップとほぼ同じモロー反射対策です。
違いはかなり細かい部分ですが、若干足部分が長く設計されてるいるため、赤ちゃんの足がかなり動かせる(スワドルアップは少し短く動きを抑える設計)点やバンザイ部分の角度・縫製などです。
さらに、価格がスワドルアップの半額程度であるというものなので、楽天のおくるみ分野の売上ランキングでもランクインしています。
でもこれコピー品じゃないです〜…?
柄の品揃えなどから見てもほぼそうだと思うけど…確認できないからなんとも…
おくるみを専門的に扱うサイトとして楽天市場で扱っている業者にお問い合わせしましたが、回答は「生産国は中国。メーカーは分からない。」とのご回答しかもらえませんでした…
かなりお得で良いおくるみであろうとは思いますが出自がちょっとはっきりしないおくるみではあるので気になる方は避けた方が良いかもしれません。