・ジーナ式のネントレって良く聞くけどなんだろう?
・ジーナ式はいつから始めるのが適齢なの?
・ジーナ式のメリット・デメリットは?
このページで扱うおくるみ(&書籍)は下記のようになっています
ジーナ式はいわゆるネントレ(寝んねトレーニング)の一種で、赤ちゃんの1日のスケジュールをしっかりと管理する手法です。
専門書籍もあるのですが、購入し実践する前にまずどんな物なのだろう?と知りたい方が多いと思います。
そこで、このページではジーナ式とはどのような物なのか、適齢やメリット・デメリットと共にご紹介していきます。
ジーナ式とは?
まずは「ジーナ式」がどんなネントレ方法なのかをご紹介します。
ジーナ式のポイント①「時間管理」
ジーナ式を一言で表現すると、時間管理をガチガチにするネントレです。
具体的には、赤ちゃんの寝る時間・授乳などのスケジュールをママ・パパが管理・コントロール⇒赤ちゃんの生活リズムを定着⇒安眠に結びつける、という思想になっています。
決まった時間にお腹いっぱいだからしっかり眠れる気がするです〜
イギリスにてナニー(乳母)としてたくさんの赤ちゃんをお世話した経験を持つイギリス人女性、ジーナ・フォードが提唱したため、「ジーナ式」と呼ばれています。
ジーナ式のポイント②「入眠儀式」
時間管理ほど長々と書籍の中で語られていないため、意外と見落とされがちですが、ジーナ式は「入眠儀式」も大事にしています。
入眠儀式というと難しそうですが、具体的には寝かしつけ時におくるみ・スリーパーを使おう、というものです。(他の物でもOKです)
おくるみを巻く=寝る時間と体に覚えてもらう感じですね
また、おくるみにはモロー反射を防止する効果がるため、入眠儀式としての効果以外でも寝かしつけへの有効性が高くなっています。
ジーナ式はいつからが適齢?
ジーナ式開始に適齢制限は無い
ジーナ式は基本的に、新生児以降いくつの時からでも始めることが可能です。
実際に成長に合わせてスケジュールを変えていくスタイルなので、いつからでも現状に近い状態から始められます。
ただ、早ければ早いほど成果が出やすいとされてはいるので、あえて挙げるなら新生児以降早め(生後1週間)の時期が適齢となります。
早ければ早いほどいんですね〜
だけど分刻みのガチガチスケジュールだから色々な人の体験記を見ると生後3~6ヶ月頃に始める人も多い印象だね
ジーナ式を始める前のポイント
ジーナ式に限らずネントレ全般的に言える内容ですが、実践前に概ね以下の条件を満たしているかチェックしましょう。
特に、赤ちゃんの体重が出生時よりも下がっている、順調な増加曲線に届かない、という場合はジーナ式採用を見送るべきです。
ジーナ式はどうしても授乳の時間も管理することになるため、体重増加が順調でない時に採用すると更に増えづらくなる危険性があります。
無理に始めることなく、しっかりと準備してから進めていきましょう
何事も無理は禁物です〜
ジーナ式のメリット・デメリット
ジーナ式は世界的に認知度の高い寝かしつけ方法のため、有効な赤ちゃんは多いです。
しかし、メリットもあればデメリットも存在し、簡単にまとめると以下の表のようになります。
ここからメリット・デメリットそれぞれについてもう少し詳しく解説していきます。
ジーナ式のメリット
赤ちゃんが泣く理由が分かる
赤ちゃんは基本的に不快な感情を抱いた時に泣くとされており、理由は「お腹が空いた」「眠い」など実に様々です。
眠いなら寝てくれればいいのに…と思うのは私だけ…?
しかし、ジーナ式ならば食事睡眠などの時間をガチガチにコントロールするため、今泣いているのはそろそろミルクの時間だからかな、という予想が立てやすくなります。
勿論、うまく個人差もあり100%分かる訳ではありませんが、赤ちゃんが何を欲しているかの指標があるのでかなり精神的に良いです。
早期セルフ入眠の可能性が高まる
ジーナ式は決まった時間に満腹にさせ、寝かしつけるので寝かしつけが短時間で終わりやすくなるとされています。
まだお腹空いてるから寝ない!ということが減らせるです〜
また、決まったスケジュールで過ごすうちに入眠自体が習慣化されセルフ入眠が早くできるようになることもあります。
誰でも育児に参加しやすくなる
ジーナ式のスケジュールに慣れるまでは大変ですが、慣れればすべきことが時間で全て決まっているため誰でも育児参加可能です。
育児に関しては言われないと分からない・動けいない、というパートナーの場合でも言わずともすべきことが分かります。
育児に対するパートナーの積極性が見えない…と困っている方にはとても大きなメリットだと思います
ジーナ式のデメリット
スケジュールに慣れない場合もある
そもそも論になりますが、時間にルーズな性格の人が存在するようにジーナ式のスケジュールに合わない赤ちゃん・ママ・パパもいます。
ジーナ式は何度も何日も同じスケジュール(ステップアップは別)を繰り返すものですが、何日経っても慣れない、という方も多いです。
1週間〜2週間程度は少なくとも慣らし期間として見て欲しいですが、無理を感じた場合は別の方法を試しましょう。
時間に縛られる感覚が強い
ジーナ式は本当に分刻みのスケジュールのため、時間に縛られる感覚がとても強いです。
特に授乳などがうまくいかずズレた場合に大きく精神的負担を感じてしまう場合があります。
ある程度はずれるものだという気持ちを持って取り組むことを個人的にはおすすめします。
ちょっとのズレでイライラする…という方はジーナ式は苦手かもしれないです〜
好きに外出しづらくなる
育児をしていて元々好きにできない外出が、ジーナ式の導入で更に限定的になってしまいます。
授乳・入眠・起こす、という動作全てが分刻み(慣れれば入眠時に動けますが)なため、スケジュールが崩れるから外出できない…となる場合も多いです。
ジーナ式(ネントレ)とは?いつからが適齢?のまとめ
ジーナ式は上手くスケジュールの波に乗ることができれば赤ちゃんの生活リズムが整い、寝かしつけが格段に楽になります。
しかし、定着するまでは決まったスケジュールをしっかりこなす必要があり、精神的に負担を感じてしまうリスクが高い、というのも事実です。
しかし、ジーナ式は100%の精度で取り入れなければ効果0という方法ではないので、無理のない範囲で続けられるよう守れるルールだけ、という形でも大丈夫です。
「~しなくては!」ではなく、「~ならできるかも」という気持ちで、あまり追い込むことなく、アレンジしながら個々のご家庭でできる範囲でジーナ式を取り入れていけると良いですね。