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【助産師が解説】危険?おくるみのデメリットとリスク。赤ちゃんの安全を守る「正しい使い方」

ぽりー

*助産師として、新生児~乳児期の育児相談、睡眠の悩みに数多く対応してきました *現在、育児事業を立ち上げ活動中しています *寝かしつけのヒントを発信!

この記事でわかること
  • おくるみが便利と聞くけどデメリットは無いの?
  • おくるみには具体的にどんなデメリットがあるの?
  • デメリットを避けつつおくるみを使う方法は?

おくるみについて調べていると、デメリットや否定的な意見もあり、「おくるみって発達に良くないの?」「ずっと使ってて大丈夫?」と不安に思うこともありますよね。

助産師として多くの現場を見てきましたが、おくるみは『正しい知識』を持って使えば、赤ちゃんの睡眠と安全を守る強力な味方になります。

巷で言われるデメリットの真相と、リスクを回避して安全に使うためのポイントをプロの視点で詳しく解説します。

≫スワドルアップのデメリットはこちら

 

おくるみのデメリット

おくるみのデメリットを具体的に挙げると下記の3つになります。

デメリットまとめ
  1. 使用可能時期を間違えると危険
  2. おくるみ無しで寝ないクセがつく場合あり
  3. おくるみは適当に買うと合わないことも

3つのデメリットそれぞれをもうちょっと詳しく紹介していくです〜

 

おくるみの使用可能時期を間違えると危険

おくるみは便利な寝かしつけグッズですが、使用可能な時期は凡そ生後間もない頃〜長くて生後6ヶ月頃まで、とされています。

これは、生後6ヶ月頃までにほとんどの赤ちゃんでモロー反射の消失②寝返りの頻度上昇が見られるためです。

≫使用可能時期とモロー反射についてもっと詳しく

この推奨期間を超過しておくるみを使うと、赤ちゃんの寝返りと同時に呼吸を阻害する危険性があり、デメリットとなる場合があります。

おくるみの使用可能時期はちゃんと知っておかないとデメリットになるです〜

 

おくるみ無しで寝ないクセが付く可能性アリ

最もおくるみのデメリットとして多く挙げられるのが、この「おくるみ無しだと寝なくなってしまう」というものです。

個人差はありますが、おくるみの効き目が高い赤ちゃんほどなりやすく、理由は「おくるみを巻く=寝る」というサイクル(クセ)が完成し抜け出せないことにあります。

普通は嬉しいサイクルなんだけど、ずっと抜け出せないのも困る…

ずっとおくるみが使用できれば問題無いのですが、先の項目の通り生後6ヶ月頃までにはおくるみを卒業させるべきのため、このサイクル(クセ)を抜けられない場合明確なデメリットです。

  

『これがないと寝なくなったら困る』という声も聞きますが、助産師の視点では、おくるみは最高の眠りのスイッチです。
赤ちゃんが『あ、これを着たら寝る時間だ』と安心して脳を休息モードに切り替える手助けをしてあげている、と考えてみてください。
適切な時期(寝返り頃)に段階的に卒業していけば、依存を心配しすぎる必要はありませんよ。

 

おくるみは適当に買うと合わないことも

おくるみのデメリットを調べていると、「うちの子にはおくるみが合わなかった」という意見も見かけると思います。

こうした意見の原因の1つは、合わないおくるみを選んでしまっていることです。(確かに、どうしてもおくるみが嫌いな赤ちゃんもいます)

なんで合わないおくるみを選ぶです〜?

それはおくるみと一口に言ってもこんなに種類(ブランド)があるからだよ…

上記で紹介しているブランドはほんの一部ですし、ブランドの中でもおくるみによって肌さわり・腕の固定位置などが全く違います

最近はメーカーごとに、多くの赤ちゃんに合うように、と様々なおくるみを世に出してくれていますが、逆にそれが仇になっている形です。

そのため、自分の赤ちゃんに合ったおくるみをうまく選べていない、ということは実は珍しくなくなってきています。

  

助産師's Advice

赤ちゃんの股関節は、カエルの足のような『M字型』が自然な状態です。

無理に足をまっすぐ伸ばして固定してしまうと、股関節脱臼のリスクが高まります。

布で巻くときは足元にゆとりを持たせ、機能性おくるみを選ぶなら『国際股関節形成不全研究所(IHDI)』の公認を得ているものを選びましょう!

要チェック!

 

おくるみのデメリットを避けるには?

ここまでおくるみの主なデメリットを3つ(使用時期を誤ると危険・無しで寝なくなる・合わないリスク)挙げました。

ここからは少しでもおくるみのデメリットを減らすにはどうすれば良いのか?をご紹介していきます。

デメリット回避策まとめ
  1. おくるみの使用可能時期を把握
  2. おくるみ卒業対策を知っておく
  3. おくるみを買うならしっかり選ぶ

 

おくるみの使用時期を把握

まず、おくるみの使用可能時期は生後0ヶ月〜最長6ヶ月とされています。

【最長】6ヶ月としているのは、赤ちゃんそれぞれでモロー反射の消失と寝返りが本格化するタイミングが異なるためです。

こちらでもう少し詳しく解説していますが、おくるみはモロー反射を抑えることで赤ちゃんの入眠を助けるグッズのため、モロー反射がなくなれば役目を終えます。

また、寝返りを頻繁にするようになるとおくるみが赤ちゃんの動きを変に阻害する可能性があるため、避けた方が良いです。

ここまでの内容をまとめると以下の表になるです〜

赤ちゃんによって異なるのであくまで目安ですがどうぞ!

また、厳密には生後3~4ヶ月以降は寝返りできる赤ちゃんも多いので、その頃からは腕が出せるスワドルアップステージ2スワドルサックのようなおくるみがオススメです。

 

おくるみ卒業対策を知っておく

おくるみを何となく卒業できる赤ちゃんもいますが、無いと寝ない…という場合を想定して、どのような卒業方法があるか知っておくといざという時安心です。

具体的には、こちらで詳しく説明していますが、腕出し練習で慣れさせる・適度な包まれ感のあるスリーパーを用いる、などの方法があります。

≫おくるみが卒業できない時の対処法

≫スワドルアップが卒業できない時の対処法

 

おくるみを買うならシッカリ選ぶ

赤ちゃんによって寝る時に好む腕の位置・拘束感(包まれ感)はかなり異なります。

そのため、赤ちゃんに合ったおくるみを探す(更に予算に合わせて)こともおくるみのデメリット軽減には大切な作業です。

でもどうやって探せばいいか分からないです

という方は当サイトの「おくるみナビ」という機能からまず始めてみることをオススメします。

いくつかの簡単な質問に答えるだけで、簡単に合ったおくるみを提案します。

おくるみについて何が分からないのか分からない…という段階の方にもとっかかりとしてオススメです。

おくるみには高価なものもあるので、メルカリなどで購入して試してみるのもアリですね!

  

おくるみデメリットQ&A

  

Q. 1日中おくるみで包んでいてもいいですか?

A. 基本的には「寝る時だけ」にしましょう。
起きている時間は、手足を自由に動かして外の世界の刺激を受けることが、脳や筋肉の発達に大切です。

Q. おくるみがほどけて顔にかかるのが怖いです。

A. 巻き方が不安な方は、マジックテープやファスナーで固定できるタイプを選んでください。
布の場合は、最後に出た端をしっかり入れ込み、余った布が顔の周りに来ないようにするのが助産師流の安全対策です。

   

おくるみのデメリットとは?【専門サイトが正直に解説】のまとめ

今回のまとめ
  • おくるみの代表的デメリットは、①使用時期を間違えると危険、②無しで寝なくなる場合アリ、③適当に選ぶと合わない可能性アリ、の3つです。
  • しかしこのデメリットは対策すれば、ある程度回避・軽減することができるので、事前に下調べしておくことをオススメします。

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