赤ちゃんの寝かしつけ時や冬に役立つスリーパー・おくるみ、それぞれの違いをご存知でしょうか?
重要な区別ですが、どっちがどっちか良く分からない(汗)という人も多いと思います。
そこで今回は、スリーパーとおくるみの違い、生後6ヶ月以降もスリーパーなら使えるのか、という点についてご説明していきます。
スリーパーとおくるみの違いは?
スリーパーとおくるみの違いは厳密に定められている定義がある訳ではありません。
そうなの!?定義がはっきりしてないの?
と驚かれる方も多いと思いますが、そもそもおくるみでさえ明確な定義は無く、赤ちゃんをくるむための物、でしかありません。
実際、おくるみの中でも様々種類があり当サイトでは成型済みおくるみ・1枚布おくるみなどと分類をしています。
スワドルアップとエイデンアンドアネイじゃ全然違うです~
ですが曖昧なままでは話が進まないため、定義付をしていきましょう。
スリーパーとおくるみの違いその①【手固定機能の有無】
最大の違いは、赤ちゃんの手を固定する機能を持っているかどうかです。
まず、下記画像を見てください。左側がスリーパー、右側がおくるみの具体例の画像になっています。
ぱっと見ただけで分かるように、スリーパーの方は腕部分が開いており、手が自由に動かせるようになっているのに対し、おくるみは完全に腕をしまい、顔だけ出る構造になっています。
この違いの理由は、そもそもスリーパーが防寒目的なのに対し、おくるみがモロー反射抑制を目的としている、という目的の違いです。
おくるみの目的やモロー反射については、こちらの記事をご覧ください
スリーパーとおくるみの違いその①【足固定機能の有無】
足固定の有無も一応、スリーパーとおくるみの差として考えて差し支えありません。
手の固定有無と違って絶対ではないのでは、手は固定じゃないけど足は開いていない、というかなり微妙な位置付の物が存在するためです。
具体的には最大おくるみブランドである、エイデン&アネイが扱っているスリーピングバッグなどです。
じゃあエイデン&アネイのスリーピングバッグはどっちに分類されるの?という質問が出た場合は、当サイトの方針は「腕固定、というおくるみ本来の目的機能を持た無いため」スリーパーとして扱う、です。
スリーパーなら生後6ヶ月以降も使える?
おくるみは最長でも使用できるのは生後6ヶ月頃までで、多くの赤ちゃんはもう1~2ヶ月早く使用限界がきてしまいます。
どうして6ヶ月でおくるみ卒業なの?という方はこちらを読むです~
ここからはならスリーパーなら長く使えるのか?という点についてご説明します。
スリーパーなら生後6ヶ月以降も使用可能
ざっくりですがおくるみが生後6ヶ月までに使用できなくなるのは腕を固定する仕組みのせいです。(詳しくは上記リンク先を参照ください)
そのため、手の固定がなされていないスリーパーであれば生後6ヶ月以降使用しても何ら問題はありません。
おくるみが無いと寝付きが悪いうちの子には嬉しい・・・!!
なんのことです~
スリーパーはいつまで使える?
足部分も開いたスリーパーであればスリーパーはいつまででも使用することが可能です。
- Q足部分開いてないと6ヶ月以降NG?
- A
ダメではありませんが、あまり推奨はできません。
理由は、赤ちゃんの寝返りを足部分だけとはいえ閉じてしまっているため阻害する可能性があるからです。
実際に市販されているスリーパーも3歳児向けなどかなり大きいサイズも取り扱っています。
子供の体温調節機能は3歳になれば乳幼児の頃と比較してかなり成長しているため、スリーパーが必須ということはありません。
持っているスリーパーがサイズアウトするか、子供が自分で嫌がるようになれば卒業させてあげましょう。